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舌筋と舌腱膜 [歯科の周辺]

 味覚,味を感じる器官として,まず思い浮かぶのは,舌である。そこで,味覚について考える前に,舌の解剖から考える。

 舌筋は,舌の中を縦横に交雑するように走る,横紋筋線維の束である。その間の疎性結合組織中には,豊富な血管と神経を含んでいる。

 舌筋は,筋の起始点と走向により,外舌筋と内舌筋に分けられる。

 外舌筋は,頭蓋のさまざまな部位から発し,舌の中で舌背に向かってほぼ垂直に走り(垂直筋とも言われる),舌に終わる筋であり,舌筋の大部分を占めている。 オトガイ舌筋,茎突舌筋,舌骨舌筋である。

 内舌筋は,舌背にほぼ並行に走る弱い筋線維で,舌筋に占める割合は小さい。 浅および深舌筋(前後に走る)と横舌筋(左右方向に走る)がある。

舌腱膜

 舌腱膜は,舌筋の停止する点であり,固有粘膜相の直下にある緻密な結合組織の層からなる。厚さは0.5mmであり,肉眼的には半透明であり,一見,軟骨様の層である。顕微鏡下で観察すると,中等度の太さのコラーゲン線維が交雑している。

 舌を動かす舌筋の筋線維が,舌内の舌腱膜で停止していることにより,舌の,あの繊細で,かつ力強い運動が可能となる。


2007-05-01 16:09  nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

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コメント 1

高橋

大変興味深く拝見しております。

病院でのリハビリ職に就いている高橋といいます。

僕は、舌について大変興味を持って勉強をしているのですが、舌腱膜などの解剖や、そのコラーゲン線維の種類など、より深く解剖や生理学載っている文献などがございましたら、お教え願えないでしょうか。


自分自身でも勉強し、患者様に提供できたらと思っております。
by 高橋 (2015-02-12 21:23) 

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