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顔面頭蓋の成長発育 [矯正歯科治療]

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 顔面頭蓋の成長に伴う形態的変化においても,頭尾の成長勾配が成り立っています。

 新生児(左)と成人(右)の顔面頭蓋を比較すると,新生児では頭蓋が大きな部分を占め,顔面は小さいことが分かります。

 頭蓋に対する顔面の成長という観点から,これらの形態的なバランスの変化を考えます。すると,顔面の成長パターンにおいて,頭蓋と顔面の比率では,頭蓋に対して顔面の大きさが増していきます。

 また,顔面の成長パターンを頭尾の成長勾配の原則からみると,脳の近くに位置する上顎骨よりも,遠くに位置する下顎骨の方が成長量が大きくなっています。

 上顎骨に対する成長誘導を行うのならば,かなり早期に行う必要があることになります。たとえば,上顎骨の過成長が疑われる場合や,頭蓋に対して上顎骨が前方位をとっている場合などで,非抜歯でこれらの上顎前突症(出っ歯)を矯正治療しようとするならば,かなり早期に治療を開始しないと,上顎骨の成長が終了してしまうということです。

 また,下顎骨の成長は,上顎骨に比べて遅れ,そしてその後も持続するわけです。これは,下顎骨の成長を誘導する時期が遅くてもよいということを意味するものではありません。むしろ,下顎骨の成長が持続することに問題があって,下顎前突症(受け口)の治療では,かなり遅くまで治療を継続しないといけないということになります。


2008-05-03 11:00  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

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コメント 2

lax66

この新生児の下あごは普通の新生児に比べて異常なほど引っ込んでると思うのですがどうでしょうか?
ご自分でお書きになったのでしょうか?
私は頭蓋骨についての研究をしているものです。
よろしければメールを送ってください。
by lax66 (2013-03-07 17:04) 

lax66

k09jk057@st.kyusan-u.ac.jp
です。
by lax66 (2013-03-07 17:06) 

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