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アメとハチミツ [ムシ歯予防・予防歯科]

アメとハチミツ

 糖といえば,ショ糖を思い浮かべる方が多いと思います。このショ糖は,ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)が結合したものです。

 ところで,甘い物を頭に思い浮かべようとしたとき,アメがあります。

 アメはアメでも水アメは,麦芽糖(マルトース)で,ブドウ糖が2つ結合したものです。

 麦芽糖は,麦芽中に含まれている酵素や酸でデンプンを分解してつくられます。水アメは,砂糖を原料としなくてもつくることができるということです。

 ところで,アメは紀元前3世紀の中国ではすでにつくられていたそうで,日本では平安時代につくられるようになっています。

 このときのアメの作り方は,デンプンを蒸して,麦芽の粉末と水を加えて,数時間保温します。その後で液を濃縮すると,飴ができるという方法です。

 このアメには,麦芽糖とデキストリン(ブドウ糖が長くつながったもの)が含まれています。アメが粘り気をもっているのは,デキストリンが含まれているためです。

 人類が最初に味わった甘味は,果物だったと考えていいでしょう。

 その次は,おそらくハチミツではないかな。その次がアメ,という順番と考えています。

 果物には,ショ糖,果糖,ブドウ糖などが含まれていますから,これが甘味の物質です。

 ハチミツに関してですが,採りたてのハチミツよりも保存されたハチミツの方が甘いのではないかと私は考えています。それは,ハチミツに含まれているショ糖が,保存することで,酵素によりブドウ糖と果糖に分解するという考えからです。

 甘味の強さは,果糖>ショ糖>ブドウ糖>麦芽糖=乳糖=ガラクトースの順ですから,ハチミツの甘さの主役は,果糖と考えていいのではないでしょうか。

 ブログに書く前に調べればいいことなのですが,何となく書いてしました。

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代用甘味料の種類 [ムシ歯予防・予防歯科]

 代用甘味料とは,シュクロースに代わる甘味物質です。これらはさまざまな化学構造をしています。

 代用甘味料は,合成品,単糖,オリゴ糖(これはマスコミが好きだ),糖アルコール,その他に分類することができます。次に代用甘味料の代表を示します。

合成品の一群

  • サッカリン
  • チクロ
  • ズルチン

単糖の一群

  • グルコース
  • フルクトース

オリゴ糖の一群

  • パラチノース
  • トレハロース
  • パノースオリゴ糖
  • イソマルトオリゴ糖
  • カップリングシュガー

糖アルコールの一群

  • エリスリトール
  • キシリトール
  • ソルビトール
  • マンニトール
  • マルチトール
  • パラチニット

その他の代用甘味料の一群

  • アスパルテーム
  • ステビオシド
  • モネリン
  • ネオヘスペリジン



ムシ歯と間食との関係|グスタフソンの研究 [ムシ歯予防・予防歯科]

 ムシ歯の発生と間食としてとる甘い菓子類や清涼飲料との関係が深いことは広く知られていることです。  歯科医であれば常識のように理解されていることですが,これを疫学的に証明することはひじょうに難しいと思われます。  動物実験であれば,甘いショ糖を多量に摂取させる実験群と,ショ糖をカットした対照群とを用意すれば,後は実験結果を待つだけです。しかし,対象を人間とするとなると,そのような実験を行うことは不可能です。  では,ムシ歯とお菓子を間食として摂取することとの疫学的な因果関係は証明されていないのかというと,2度とくり返すことができないだろうといわれている,グスタフソンの研究結果で証明されています。  グスタフソンの研究とは,1946年から5年間,スウェーデンの施設に収容されていた成人を対象におこなわれた,ショ糖を含む食物の摂取とう蝕の発生に関する研究のことです。  まず,はじめの1年目は,ショ糖の多い食事を与えずに観察を行いました。その後の4年間は,対象者を9群に分け,ショ糖をさまざまな形状で与えて,う蝕の発生状態を観察しました。  その結果,間食としてショ糖をチョコレート,キャラメル,トフィーなどの菓子として与えた期間のう蝕の増加が著しいという結果となりりました。  毎日トフィー24個ずつ与えた群で,最もう蝕の増加が著しかったといいます。  この研究の結論としては,ショ糖を摂取することはう蝕を増加することになるが,ショ糖が歯面に停滞しやすい形状で間食として摂取されるときにう蝕の発生が最も大きくなる,ということでした。



ボーキサイトと斑状歯との関係 [ムシ歯予防・予防歯科]

 アルミニウム鉱山をもつ地区の住民で,深井戸から飲料水を得ている人たちに斑状歯が発生していることが明らかになったところまで話は進んでいたと思います。
 このことをマッケイは論文して発表したのですが,この論文がアルミニウム会社の社員の目にとまりました。
 チャーチルは,アルミニウム会社の化学主任でしたが,彼はアルミニウム鉱山と斑状歯とを関係づけた論文に目を曇らせました。
 多くの米国人はアルミニウム製品で調理をしていたので,アルミニウム製品を使うと斑状歯のように歯が着色するのではないかと信じるのではないかと心配したのです。
 そこで彼は,その原因とされている深井戸の水を取り寄せて,微量物質を発光分析によって分析しました。
 その結果,問題となっている水は,フッ素濃度が13.7ppmと通常の水より高いことが分かりました。
 このことを,かれはマッケイにあてて,「今まで怪しまれなかったような物質が水のなかにあることを発見しました。それは,予期しなかったような多量のフッ素量でした。このことは慎重に取り扱いたいと思います。また,水の分析は今後も続けます。」という手紙を送りました(1931年1月)。
 この頃になると,コロラド・スプリングス以外の地域でも斑状歯が発生していることが明らかになってきました。
 マッケイは,サウスダコタやアイダホの歯科医に,斑状歯が発生している地域の水をチャーチルへ送るように依頼しました。
 その結果,コロラド・スプリングス,サウスダコタ,ノースダコタ,アイダホの斑状歯が発生している地域の飲料水は,フッ素濃度が2ppm以上であることが分かりました。
 チャーチルは,1931年9月に,斑状歯の発生が報告されていない地域の水についてもフッ素の分析を行い,それらの結果をまとめて発表しているのですが,その論文のなかで,「フッ素と斑状歯との関係について明確な関連性は認められなかった」と述べているのは,なぜでしょうか。



水が斑状歯の原因だった [ムシ歯予防・予防歯科]

 コロラド・スプリングスの歯科医マッケイは,コロラド・ブラウン・ステインと呼ばれていた,その地の住民に特有な斑状歯の原因として,飲料水を想定していました。

 しかし,当時の水質分析では,フッ素のような微量元素は分析項目にありませんでした。そのため,飲料水とフッ素との因果関係は,不明のままでした。

 その後,飲料水と斑状歯との因果関係を示唆するような事例が出てきました。

 それは,アルミニウムの鉱山が開発されて,人口が増加したために,深井戸を掘って水を供給をするようになった地区での出来事でした。

 この町の近くの開業医が,住民に斑状歯が発生していることに気づき,州の衛生委員会に報告しました。

 これを聞き及んだ,マッケイらが,1928年に調査に乗り出していきました。すると,深井戸が使用されるようになった1909年以降,この町で生まれ育った人には,斑状歯を持つ者が多発していることが分かりました。これにより,斑状歯の発生は水源を変えたためで,その飲料水が原因であることが強く疑われました。

 KempfとMcKayは,これを論文に発表しました。これが,日本では考えられないような展開となります。



斑状歯の発見とフッ素のムシ歯予防効果 [ムシ歯予防・予防歯科]

 斑状歯と飲料水中のフッ素との因果関係に関する疫学的研究は,マッケイが最初です。

 マッケイは,20世紀初期にペンシルベニヤ大学を卒業した歯科医師で,コロラド・スプリングスで歯科医院を開きました。

 当時のコロラド・スプリングスは,金鉱山が開発されていて,その後の発展が期待されていた町でした。歯科医師が開業地を探すには,好条件の町でした。

 まず,コロラド・スプリングスで,マッケイが目にしたのは,コロラド・ブラウン・ステインと呼ばれる,褐色に着色した歯でした。

 彼はこの着色歯に興味を抱き,ノースウェスタン大学のG.V.ブラックにも相談して,その原因についての探求を始めました。

 マッケイは,褐色の着色歯を持つコロラド・スプリングの人が多いことに着目して,その分布状況を調べました。

 その方法は,コロラド・スプリングス近郊の子どもたちの歯を検診することでした。検診のときに,写真で斑状歯を撮影して,さらに臨床的な特徴を書き加えて,調査結果をまとめました。それは,連続4編の論文として1916年に発表されています。

 これらの論文で,斑状歯を持っている人にはムシ歯が少ないことを明らかにしていて,斑状歯の原因としては飲料水が関係している疑いを指摘しています。

 斑状歯が発生している地帯における,水の分析結果を示していますが,一般的な水質検査による計測値だけでした。フッ素は飲料水に含まれる微量元素ですから,当時は一般的には分析していない元素でした。このため,斑状歯の原因を究明することはできませんでした。



歯科における疫学 [ムシ歯予防・予防歯科]

 疫学とは,人間集団を対象として,健康や疾病などの消長について,その発生要因を究明する学問,と考えることができるでしょう。また,疫学での研究結果は,疾病の予防に応用することもできるので,健康の保持と増進に役立てることができます。

 疫学の定義については,多くの学者がさまざまな表現を用いて,各々の考え方を述べています。そして,疫学そのものの内容が,伝染病から非伝染病性の疾患へ変化してきました。しかし,根本的には,疫学の必要性は今も昔も変わっていません。

 最近では,健康に関係する状態を,集団内における分布や決定因子を研究して,健康問題の対策に応用することが疫学である,定義できるように変化しています。

 感染症に関する疫学は,古くから多くの研究があり,それぞれの疾病を予防する対策に応用されてきました。

 しかし,感染症は減少して,その脅威は少なくなりました。そして,成人病が問題となった現代では,悪性腫瘍,心臓循環器系疾患,糖尿病などに関する疫学の研究が必要となってきています。

 たとえば,衛生学や公衆衛生学の教科書では,糖尿病の疫学などというように研究の成果が述べられています。

 一方,歯科疾患の大部分を占める,う蝕と歯周疾患の疫学に関する研究も,これまで数多く報告されています。う蝕病学や歯周病学の教科書には,必ず疫学という章があって,これらの疾患と発生要因との関わり合いが書かれています。



子どもに対する歯磨き指導 [ムシ歯予防・予防歯科]

 子どもに対する歯磨き指導はムシ歯予防のためだけではない,と考えています。その理由を書きます。

 子どもに対する歯磨き指導は,歯や歯肉を含む口腔形態と機能を健全に発達させるために不可欠です。

 また,歯磨き指導は,全身の成長や発育を促し,健康に寄与するのではないか,と考えています。つまり,ムシ歯予防と同時に,歯磨き指導を通して,次のような効果を期待することもできるのではないでしょうか。

(1)
 歯磨きをすることで,見た目の清潔感を増すことになり,口臭が除去されるので,対人関係を良好にし,社会生活が円滑となると考えられること。

(2)
 毎食後に歯磨きを行う習慣は,生活にメリハリができ,規則正しい生活リズムが確立されること。

(3)
 歯を磨く時には静止することが要求されます。(ウロウロと動いては,歯磨きはできません。)このように,静止状態を維持することで,忍耐力や自制心を育てる機会となる,と考えられrませんか?

(4)
 自分が指導されているという関わりにより,他者との信頼関係や愛着行動が確立される一助となること。

(5)
 歯磨きでは,手や指の微細運動が要求されるので,これらの機能訓練につながります。また,目と手の協調運動も要求されるので,ボディイメージの形成につながり,物や動作を認識する経験を積むことになります。これらのことを通して,学習や発達面で良好な影響を与えることになるのではないでしょうか。

 何を言いたいのかというと,歯磨き指導ではテクニックを重視しがちではないかということです。

 上に考えたような効果も期待できるのであれば,まずは歯磨きを子どもに行わせる,から始めることが重要ではないでしょうか。



昭和40年前後生まれ [ムシ歯予防・予防歯科]

 昭和40年前後に生まれた人たちは、歯科では、ムシ歯や歯周病にかかりやすいと考えられています。

 この世代は、乳幼児期を昭和48年の石油ショック前に送っていますが、この時期は戦後最も砂糖の消費量が多かった時期です。乳幼児期に多量の砂糖を与えられて育てられた甘味指向世代と言えるかもしれません。

 実際、この世代では、乳歯のムシ歯が多かったと言われています。さらに、成人してからも、とくに男性では臼歯部のムシ歯が多い傾向があります。

 幼児期に甘味に慣らされると、成人してからも甘味の誘惑に弱いのでしょうか?

 しかし、一般に、男性の場合、成人すると「甘い物嫌い」の人が増えるようです。チョコレート、ケーキ、和菓子などを日常的に、好んで食べる男性は少数でしょう。では、なぜ、そのような自称「甘い物嫌い」の男性にムシ歯が多発する傾向が見られるのでしょうか。

 飲み物に原因があるのではないか、とわたしは考えているのですが、、、、、。



ムシ歯は夜つくられる [ムシ歯予防・予防歯科]

 口腔内にはさまざまな細菌が存在していますが,そのなかでもムシ歯の原因菌とされているのがミュータンス菌です。

 ミュータンス菌は,食べ物の糖分から,粘り気があり水に溶けない不溶性グルガンを産生して,歯に接着することで,ムシ歯の原因となっています。

 興味あることに,生まれたばかりの新生児の口腔内には,このミュータンス菌は存在していません。そうすると,母親からの接触感染により,人類は代々この菌を受け継いできたことになるのでしょうか。

 ミュータンス菌の数を,夕食後と朝の起床時とで比較した研究があります。夕食後に歯磨きをせずに寝てしまった場合,翌朝の起床時には,前日の夕食後に比べて,約30倍に増加しているという結果が出ています。

 一般的に,口腔内の細菌は,食事後には減少することが知られています。これは,食事中に分泌される唾液の作用によるものです。食事が済むと唾液の分泌は停止しますから,それと並行して口腔内の細菌数は再び増加してきます。

 就寝中は,適度な温度が長時間保たれるために,細菌が繁殖しやすい状態と考えられます。このため,1日の中でもっとも細菌数が増えやすいのが,就眠中となります。この就眠前に,歯磨きによって細菌数を減らしておかないと,翌朝にかなり増加した状況となっていることになります。

 すると,ムシ歯菌の増殖が一番盛んでその菌数が増加する夜にムシ歯がつくられるということになるでしょう。くれぐれも,今晩の夕食後,または就眠時の歯磨きを忘れないように。

 私は,夕食後と寝る前に歯を磨きます。夕食後の歯磨きは,ざーっとですが,寝る前の歯磨きは念入りに行っています。デンタルフロスを使用するのも,この就眠前の歯磨きのときです。歯医者自身の歯磨きは,知りたいか,それともウソしか言わないだろうから聞く気になれないか。ボクならば,他の歯医者の歯磨き方法は,もし本当のことを言ってくれるならば聞きたい。患者さんに言っているのと,違うことをやっているだろう!ボクも,患者さんには超理想的な歯ブラシ法を言うけど,自分でやっているのは実現可能な方法ですよ。



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